これまで安倍首相を熱心に応援し続けてきた保守界隈にはいよいよ動揺がみられるようになっている。彼らは、ついに安倍全面批判に走るのだろうか?

保守界隈の「重鎮」となった作家の百田尚樹氏である。

日本政府と安倍首相について〈安倍総理には危機管理能力が欠如しているのが明らかになった〉と猛批判をくり返したのである。

 その後、感染が拡大し、“アベノマスク”と海外からも呆れられた布マスク2枚配布が決まった際には、再び百田氏から、
〈一つの家庭に2枚の布マスク?なんやねん〉
 という声が上がる

一方で、新型コロナウイルスの感染拡大という世界的な危機に対しても、日本の保守界隈ではおなじみの光景が繰り広げられている。そのひとつが、「反中・嫌中」という「隣国嫌悪」である。

さらに保守界隈では「武漢ウイルスは同地の研究所から流失した生物兵器」というトンデモ論が、まるで事実のごとく語られるまでになった。

 この新型コロナ生物兵器説を一度、落ち着いて考えてみよう。4月14日、アメリカのワシントン・ポストに寄稿記事が掲載された。トランプ米大統領も「徹底的な調査を進めている」と語った。
一見すると、生物兵器説が後ろ盾を得たように見えるが、アメリカ政府は「流出した可能性を調査する」とはいっていても、「生物兵器だ」とはいっていない。

 そもそも、生物兵器説は、イギリスのタブロイド紙・デイリーメールのものであり、それですらも当初はそこまで断定的な書き方では無かった。

生物兵器としての実際の運用でキモになるのは
感染力が強すぎると自軍兵士までが感染する恐れがある。
また兵器としての有効性を考えると、致死率はうんと高くなければならない。
つまり生物兵器には「低感染力・高致死率」が求められるのだ。しかし、新型コロナウイルスの致死率は、1%台と低い。一方で感染力は強いのである。

世界中の専門家がゲノム(塩基)配列を分析した結果、人工的にウイルスが加工された可能性はほぼ完全に否定されている。

2 Traveler 2020/05/06(水) 08:34:02 ID:
しかし保守界隈では専門家でもない人物によって「武漢ウイルスは生物兵器の一種」であるかのような言説が雑誌媒体でまき散らかされている。

保守界隈の「伝統芸」に変化無し
「反中・嫌中」のほかにも、新型コロナ禍にかこつけた野党揶揄も「ルーチン」のごとく保守界隈から聞こえている。

また、朝日新聞批判にもぬかりない。保守系雑誌『月刊Hanada』の鼎談でも櫻井よしこ氏が朝日新聞批判をしてる

嫌中、野党揶揄、朝日新聞批判。保守界隈のこうした攻撃は、すでに「伝統芸」である。新型コロナウイルスという難題を前にしても「お家芸」が続き、大きな変化があるわけではない。
結局のところ、コロナ禍に仮託した「左翼批判」の「伝統芸」「お家芸」が継続されているだけだ。

さらに、百田氏ら一部の“ビッグネーム”以外に政権批判している人物がほぼいないのも特徴である。保守界隈の「ムラ」の仲間内から離脱しても経済的に困らないビッグネーム以外には、
政権を批判するというリスクは取れない。それゆえに批判が一部に留まっているのである。

彼らの大部分は「反中・嫌中」のお家芸に走るか、「布マスク2枚を批判する野党は、何か対案を出したのか? 
朝日新聞の通販サイトでも布マスクが売られているぞ」などと野党・朝日新聞叩きに問題をすり替え、
またぞろお決まりの「左翼“口撃”」に走るのが関の山である。

さらに「この危機が民主党政権だったら、その人的被害は数倍・数十倍に悪化していた。安倍政権だからこの程度で済んだ」という
“架空の民主党政権論”、“この程度で済んだ論”という妄想的安倍擁護が一斉に噴き出すであろうことを、コロナ禍の只中にある今から予言しておきたい。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200505-00037639-bunshun-soci&p=1